店舗設計
ありがたい事に店舗のお仕事が以前に比べて増えてきましたので、
今日は少しご紹介したいと思います。
「まいにち食堂」
以前作らせていただいた韮崎市の仲沢商店のお隣に食堂を作らせて頂きました。
今日は工事をしてもらった大工の杉本さんとランチに行ってまりました。
土鍋の炊き立てのお米を頂けます。

仲沢さん、すっかりおかみさんの顔してました!
お米が光ってて、甘味があって美味しい!!
子供の頃にした万引きを笑顔で許してもらったような気持ちになりました。

普段より格段に優しいお昼を、おじさん二人で美味しい、美味しいと言いながら頬張りました。
お客さんでおじさん二人組は初めてとの事でしたが、安心してください。
おじさん二人でも気軽に行けるお店です。
おじさんにも優しいお店です。
人気のコーヒーが売り切れていたのが唯一の心残りです。
最初に食堂のお話を頂いた時は、気が乗らずにモヤモヤしていました。
古いお蔵の物置として使用していた部屋を改修したのですが、
建築コストの割に客席が少なすぎるし、ここだけだと空間としての力が足りないので、
中途半端なお店になり、集客も苦労しそうな気がしていました。
やっぱ自分の設計をしたいより、設計したお店が成功してくる方が嬉しいんですよ。
格好ばっかの廃れた店なんか見たくないですからね。
そこで、外のテラスを室内にし、二つの客席エリアが出来て緩やかに店内を繋げる事を考えました。
これなら客席数が増え、ガヤガヤと落ち着きのない空間にはならない。
そこから景色や味を五感で楽しむ食堂が見えました。
お金は少しかかっちゃうけど、テラスじゃなくて室内としての席を増やしたい。
と伝えると、お施主さんは「え、そうしたい」
ここで霧が晴れたようにモヤモヤが無くなりました!
お次は甲斐市のインテリアショップ
「リアルサイン」
パッと見ただけでも有名な名作家具や照明がずらりと並んでいます。

リアルサインは輿石家具さんが運営されているショップで、以前は同じ敷地内の別の建物でしたが、
今回は輿石家具の中にお引越しするという事でご相談頂きました。
家具が主役なので建築があまり目立ってはいけないけど、
家具を引き立てる空間であって欲しいと思いご提案してきました。
店舗はコストも大切な要素ですので、解体後や工事中もコストの事を考えながら臨機応変に対応させて頂きました。

先週の土曜日に改装オープンしました!
建築はあくまでも、「器」であるべきです。
商品や働いている人が輝けるお店になると素敵ですよね。
ハンス・J・ウェグナーの言葉で「椅子は誰かが座って初めて完成する」というものがあります。
どんなに美しいフォルムであっても、日常的に使われ、人の体に馴染み、
機能しなければ意味がないという主義を持っていました。
そんなウェグナーの言葉を胸に取り組んだ仕事でした。
偶然にもリアルサインの設計している時に、渋谷ヒカリエでウェグナー展がやっていたのです。
せっかくなのでお施主さんと見てきました。
山梨から東京に行く途中に幾多のきぬた歯科を目にしますが、ついに大手企業とタッグを組んでいました。

ウェグナー展
家具の組み合わせ方や見せ方も参考になりました。

Yチェアのパーツが揃ってありました。
こうやって見るとクラフト感あってとっても良いです。

裁縫等は一切しませんが割と気になってしまうソーイングテーブル。
ソーイングテーブル一つで北欧らしい暮らしが想像できてしまいます。
家具は生活を想像しながら見るととっても楽しいです。

ウェグナー展平日にも関わらず沢山の人が来場していました。
来場者の多くは、うち、デザイナーやねん。みたいな面持ちで少しイラッとしましたが、
展示は本当に見れて良かったです!
ではでは。