ピントを合わせる

 

河口湖の家

暖炉完成しました。薪ストーブには無いスタイリッシュさがあります。

 

キッチンはIKEA製に関ヶ原石材さんに天板を作って頂いきました。IKEAをうまくアレンジ。

 

ASKOのコンロ格好いいっす。。

食洗機は後々設置予定です。

 

 

 

 

造作の洗面

壁も床もタイルなので高級感あります。

ホテルよりホテルだろ。

 

お風呂も造作ですが、コスパの良い大きめの浴槽が中々無く、苦戦しました。

洗面ートイレーお風呂が一つの空間で繋がっています。

日本人の感覚だと、湯気やプライバシーの事を考えて個室で仕切るかなと思いますが、お施主さんはイギリスの方なので、打ち合わせの時にイギリスの文化を教えて頂き間取りや仕様を決めていきました。

 

そんな中、お話ししてくれて印象深かったのは、子供の頃はよく自然の中で遊んだというエピソードで、お聞きした後から隣の山が何とも味わい深く、また可愛いく見えてきました。

無邪気な少年が山をかける姿が目に浮かび、ここの土地を選ばれたのも納得です。。

 

建築士はお施主さんの想いや、感覚、価値観にピントを合わせていかなければなりません。

ピントを合わせると言うのは、クライアントの言うなりになるという事では無く、お互いの価値観を理解して寄り添うのが近いかなと。

人それぞれ持っているピントが違うので、毎回合わせる必要があります。

(ものすごーくズレているとお互いとってマイナスしかないので、どちらが悪いという事では無く、合わせる事すら出来ないですが、、)

 

そんな時、他愛もない会話や雑談から沢山ヒントを頂けるので、お施主さんとのコミュニケーションは大事だなぁと日々思うところでございます。

 

 

 

藤井の家のお施主さんから庭の植栽をご用命頂いたので、施工してきました。

お施主さんは「仲沢商店」という量り売りのお店をしていて、お店と家の両方を設計させて頂いているので、もう長いお付き合いです。

それからお酒も飲み行く仲になりまして、大事にしている事、苦手な事、動物占いまで知っているので特に何の木をどこに植えるとかも話さず、なんとなく聞いて後は任せて頂きました。

自然素材で作り上げたお店と家ですから、力強さはあるけど、なるべく違和感なく主張しないような植栽を心がけました。

お施主さんから、「お店に来る常連さんが植栽やったの気づかない」って。

「そんだけ馴染んでるんだよ」って伝えましたが、せっかくだからちょっとは気付いて欲しいな。

新築時に作ったオリジナルのインタホンカバーとポスト。

緑に囲まれて良い感じです。

違和感なく植栽する事は難しいですが、そこに楽しさもあります。

数年後の姿を想像しながら、植物本来の自然の姿に近づけるよう心がけています。

ちょうど植栽の数日後に、朝日テレビの「人生の楽園」という番組のロケが仲沢商店さんでありました。放送は終わっていますが、このご時世何かで見れるはずですのでぜひご覧ください。

仲沢さんますますのご活躍期待しておりますぞ!

 

 

ではでは。